越前漆器 うるしの里会館 |
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〒916-1221 福井県鯖江市西袋長40-1-2 |
うるしの里会館 TEL 0778-65-2727 |
越前漆器のふるさと、鯖江市河和田に誕生したうるしの里会館 |
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鯖江市の東部に位置する河和田地区は、越前漆器の里として知られています。うるしの里会館は、越前漆器の誕生から1500年、その技術と歴史、現代の漆器の取り組みまでを一同に紹介してる施設で、館内のミュージアムショップでは産地ならではの越前漆器や伝統工芸品の販売されています。また絵付け体験コーナーでオリジナル作品も作れます。 |
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漆器制作体験
(2名様以上・予約要・有料)
絵付け/沈金/拭き漆を体験できます。 |
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片山地区でつくられる漆椀は片山椀と呼ばれ、室町のころから報恩講などの仏事に盛んに使われるようになりました。また、江戸末期になると京都から蒔絵師を招き、蒔絵の技術を導入。輪島からは沈金の技法も取り入れ、越前漆器はそれまでの堅牢さに加え、華麗な装飾性を帯びることになりました。明治のなかば、越前漆器は大きな転換期を迎えます。それまで、製品といえば丸物と呼ばれる椀類がほとんどだったのが、角物と呼ばれる膳類などもつくるようになったのです。以後、重箱、手箱、盆、菓子箱、花器など一挙に製品群は多様化。生産エリアも河和田地区全体に広がり、そこで生産される漆器は、河和田塗りと呼ばれるようになりました。さらにこうした多様な製品群を背景に、量販体制を整備しながら、旅館やレストランなどで使う業務用漆器の販路開拓に乗り出したところ、これが見事に成功。大消費地へ進出を果たし、河和田塗りは、いつしか越前漆器として広く愛用されるようになったのです。 |
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